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そのとき、人が動いた

大佛研究室では、時間と空間両方の要素を包括した、都市に関する時空間データを用いて、大規模なモデル化やシミュレーションを行っている。長年にわたって、図書館などの地域施設計画の研究や、土地利用の用途がどのように変遷するかという内容の研究など、都市解析という分野において非常に幅広い研究を行ってきた。本稿で取り上げるのは、最近(2012年4月当時)注目を浴びている都市の防災に関する研究だ。ダイナミックに変化する都市内の人の空間分布を明らかにしている一連の研究は、防災計画などに活用されている。

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ふるまう人、自然、そして建築

塚本研究室では、建築意匠について研究をしている。建築意匠とは、人や建物、都市のあり方をデザインする学問である。これらのあり方は時代とともに変化するため、人や自然、建築のふるまいを観察することが研究を行う上で重要になる。ゆえに、塚本研究室ではさまざまな都市リサーチやフィールドワークを行っている。その経験をもとに手がけたデザインは、住宅やビルの設計、美術展への出展から都市計画に至るまで、とても幅広い。建築家である塚本先生が目指す建築とは、いったいどんなものなのだろうか。

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高分子と水の不思議な世界

高分子関連の産業は日本の化学産業のほとんどを占めており、日本の社会に欠かせない存在である。現在(2012年4月当時)、多くの高分子材料が開発されていて、高層ビル、水道管や電線などのインフラ設備、医療などあらゆる分野で利用されている。高分子の研究は活発で、今でも数多くの新素材が開発されている。今や高分子なくして私たちの生活は語れないものとなっている。佐藤研究室では、水と高分子の関係について親水性と疎水性の観点から研究し、特異な機能をもった高分子材料の開発を進めている。

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迷えるあなたを導く最適化

モノ・カネ・ヒト・情報……。現代社会は多くのものが錯綜している時代と言える。その中で、企業や政府などの社会組織はそれらを運用して上手く利益を得る必要があるが、それは簡単ではない。特に大きな組織だといろいろな事業を運用する必要があるので、どの事業にどれだけ力を入れれば利益が大きくなるかが非常にわかりにくい。この問題を解決するための良い手法として、最適化と呼ばれるものがある。今回はその最適化について長年研究している水野研究室を訪ね、お話を伺った。

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生命解析への革新的挑戦

生物学は現在(2012年4月当時)、最も発展の著しい学問の一つである。そのため、次々と新たな問題が発生し、そのたびに従来の考え方が通用しなくなってくる。相澤研究室では、従来の常識では解決できないような難問を、ゲノム、RNA、タンパク質、細胞などのさまざまな視点で見ることにより解き明かそうと研究を行っている。先生の研究内容は広い分野にわたっているが、本稿ではその中から、ncRNA からの遺伝子の発見についてと、その遺伝子から見つかった非常に珍しいタンパク質の研究について述べていこう。

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暗号プロトコルが創り出す未来

インターネットの普及で、コンピュータ間で通信を行う機会、特に個人情報や機密情報を送受信する機会が以前に比べ格段に増えている。その際に、情報が外部に漏れないようにするためには、情報を暗号化して送る技術が必要である。尾形研究室では暗号プロトコルと呼ばれる、コンピュータ間での暗号を用いた通信のルールについての研究を行っている。本稿では、先生が主に行っている、暗号プロトコルの改良と、今注目のクラウドに応用できると期待されている検索可能暗号という暗号プロトコルについて取り上げる。