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仮想世界から現実を観る

人は社会の中で他者と関わり合いながら生活しており、人々のつながりは社会現象に大きな影響を与えている。寺野研究室では、人々のつながりと社会の関係に着目した社会シミュレーションの手法であるエージェント・ベース・モデリング(ABM)を用いて、社会システム中心にさまざまな分野の研究を行っている。本稿では、ABM の仕組みと利点、さらにABM の活用例として貨幣創発に関する研究を紹介する。

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タンパク質の構造を解き明かす

タンパク質は私たちの体を構成し、生命活動の根本である体内の化学反応に関わっている。生体内には無数のタンパク質が存在し、各々決められた役割を担っている。生命を支えるこの無数のタンパク質はそれぞれ独特な機能をもち、同時に複雑な立体構造をもっている。村上研究室では、X 線結晶構造解析という手法を用いて、タンパク質の複雑な立体構造について原子レベルでの解析を行っている。そして、それをもとにしてタンパク質の機能の仕組みを解明しようとしている。

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金属イオンが生み出すちから

金属イオンは化合物と結合することによって、その化合物に特異な性質を生じさせることがある。たとえば、私たちの血液中に存在するヘモグロビンというタンパク質は鉄イオンを含み、酸素と結合したり、解離したりするという性質をもっている。蒲池研究室では、このような金属イオンを含む化合物を主に研究している。蒲池研究室では、メタノール合成の効率化と酸素濃度の測定法を、金属イオンを含む化合物を用いることで実現することを目標としている。本稿では、この二つの研究について紹介する。

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Webデータから新たな知識を

今日(2012年1月)、SNS や質問サイトといったさまざまなWeb サービスが普及している。このようなサイトでは、サービスの質を高めるためにさまざまな技術が使われている。その技術の一つに、村田研究室が研究しているWeb 構造マイニングと呼ばれるものがある。Web から得られる大量のデータをコンピュータで処理することにより、新たな知識を得ようというものだ。本稿では村田研究室が行ってきた数多くの研究の中から、コミュニティ抽出とリンク予測について紹介しよう。