掲載されている内容は取材当時のものです

空気圧の有効利用を目指して

身の周りの機械は、電気やガソリンなどのさまざまな動力によって動いている。中でも、空気圧を動力としている機械は、非常に軽量であり、柔軟性に富んでいる点で特徴的だ。川嶋研究室では、空気圧を動力として最大限に活用するための制御方法を研究し、研究で得られた知識を利用して実際に空気圧を動力とする装置の開発を行っている。本稿では、腹腔鏡手術を遠隔で行うことができる腹腔鏡手術ロボットを中心に、川嶋研究室で開発されている革新的な装置について紹介していく。

掲載されている内容は取材当時のものです

沈み込み帯での水を追う

地球内部ダイナミクスとは、地球内部の物質の循環とその機構に関する分野である。地球内部のマントルと呼ばれる層は熱対流しており、その影響として地震や火山活動が起こっている。そのため、地球内部ダイナミクスを研究することは地球の活動を解明することにつながる。岩森先生は、沈み込み帯と呼ばれる場所での火山活動には水が関係していると考えており、そこでの水の移動を追っている。その手法としてシミュレーションを利用している。本稿ではどのように水の移動を追っているのかを紹介する。

掲載されている内容は取材当時のものです

人間とコンピュータの対話へ

コンピュータに人間の思考に近い情報処理をさせ、実際の社会問題を解決するには、問題に関連する情報を分析し、それに合わせて人工知能の技術を用いてさまざまなシステムを作り、さらにそれらを適切に組み合わせることが必要となる。新田研究室では、人工知能の技術と、それらを用いて実際の社会問題を解決する方法についての研究を行っている。本稿では、新田研究室で行われている数多くの研究の中から、先生が特に力を入れている、調停の司会者の教育を支援するシステムについて紹介する。

掲載されている内容は取材当時のものです

酵素化学の道を拓く

化学反応を進める際、触媒として関与しているのが酵素である。人間は昔から、アルコール発酵やイースト発酵など、酵素の力を借りてきた。現在(2011年9月当時)では、酵素は化学プラントで触媒として用いられ、新薬として承認される化合物の合成にも関与して、化学工業になくてはならない存在である。江口研究室では、微生物が合成する化合物がどのように合成されているのか、どのような機能をもつのかを化学の視点から明らかにしようとしている。本稿ではこのような先生の研究の中からいくつかの酵素を紹介する。

掲載されている内容は取材当時のものです

新たな視点からのエネルギー利用

人間は、より快適な生活をするために工学を研究、利用してきた。工学技術の利用に伴うエネルギーの大量消費によって、化石燃料の枯渇が懸念されている。さらに先の東日本大震災(2011年3月11日)以降、エネルギー供給量についての不安も高まっている。佐藤・齊藤研究室で研究を行っているエネルギー利用工学は、エネルギーの有効利用を目的としている。今までよりエネルギーをうまく利用する方法を考え、より大きな成果をあげようとするこの分野は、現代に必要とされている分野であるだろう。