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トップレベルのスパコン TSUBAME

東京工業大学には「TSUBAME」という名称のスーパーコンピュータ、通称スパコンが存在する。「TSUBAME」という名前には東京工業大学のシンボルマークであるつばめが掛けられている。TSUBAME は 2006 年から運用を開始し、初期の TSUBAME 1.0 から TSUBAME 1.2 への進化を経て、2010 年、さらなる性能の向上をとげて、TSUBAME 2.0 としての運用が始まった。これを機に今号の特別企画では、TSUBAME の設計者である松岡先生にお話を伺った。

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未来のセラミックスを考える

セラミックスとは、人工的に熱処理を施した、金属酸化物を主成分とする無機化合物を指す。セラミックスは今や我々の生活に不可欠なものとなっており、特に、電磁気に関わる性質が利用される電子セラミックスは、電化製品には必ずといってよいほど用いられている。鶴見・武田研究室では、学生個人ができるだけ自由に研究するという形式をとり、さまざまな研究を行っている。本稿では、研究室で行われている多くの研究のうち、非鉛圧電セラミックスと人工超格子を用いた誘電体についてお話を伺った。

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分子活性化への道を拓く

錯体とは、金属原子に配位子が配位結合した化合物である。錯体は配位する分子やイオンによって反応性が大きく変わり、特徴的な反応を起こす錯体も数多く存在する。川口研究室では、通常の環境では起こらない反応を実現させるための方法の探求を行っており、その中でもヒドリド錯体を用いた不活性分子の活性化に注目している。本稿では川口先生が今まで行ってきたさまざまな研究の中でも、窒素分子と一酸化炭素分子の活性化にスポットを当てて紹介していく。

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相同組換えの真理に迫る

生物の体には、生物の設計図であるDNA の受けた損傷を修復したり、遺伝情報の多様性を生み出したりする仕組みが備わっている。その仕組みの一つである相同組換えは、大変興味深い機構をもっている。岩崎研究室は、これまで相同組換えの反応機構研究を分子や原子のレベルで開拓してきた。その成果は、現在の分子遺伝学を支える基礎的な知識となっている。本稿では、相同組換えの基本反応に関わるタンパク質を中心に、多大な労力をかけて獲得された相同組換えの実像を紹介していく。

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一歩先の音声合成を目指して

音声合成の技術は、我々の身近なところではバスや鉄道の車内放送、カーナビゲーション、天気概況、株式市況などで用いられている。現在(2011年1月当時)実用化されている音声合成では、生成された音声の品質が悪いか、あるいは品質が良くても特定の人の声しか生成できず、また感情のこもっていない声しか生成できなかった。小林研究室では、隠れマルコフモデルを用いて、色々な人の音声や感情がこもった音声を合成するための研究を行っている。本稿では、先生らが行っている三つの研究について紹介する。