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結びついた分子のゆくえ

有機化学という分野は、ひとくくりにできないほど、研究内容が多岐に渡っている分野である。すでに我々の生活に役立っている研究もあれば、発見されて間もない未知の物質の研究もあり、そのため、研究者の個性が強く表れやすい分野であると言える。高田研究室では、さまざまなアプローチで最先端の化学に挑戦している。本稿ではその中でも、プラスチックレンズ原料をはじめとした高分子の研究と、まだ研究が始まって間もない超分子の研究について紹介する。

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星々の起源を紐解く

私たちの住む太陽系では、太陽を中心として、その周りを八つの惑星が公転している。これらの惑星はどのようにしてできたのだろうか。そのプロセスは今も完全にはわかっておらず、世界中の研究者達がさまざまなアプローチを用いて研究している。その中で、中本研究室では、円盤 ・ ダスト ・ 輻射の三つをキーワードにして、惑星形成プロセスについて研究している。そして最近では、「輻射」 に特に関わりの深い、大質量恒星についても研究している(2010年4月当時)。本稿ではそれらの成果の一部を紹介する。

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素粒子物理学の最先端をゆく

CERN での素粒子物理学の研究は、近年報道で多く取り上げられるなど、世界的に注目されている研究である。陣内先生は、以前その CERNでシミュレーションに関するグループのリーダーを務めていた。さらに先生は、2009 年に東京工業大学で研究室を立ち上げ、陣内研究室として素粒子物理学の研究に貢献している。CERN での研究の目標である、質量の起源となるヒッグス粒子の発見や、いくつもの問題を解決する可能性を秘めた超対称性粒子の発見などのため、陣内研究室は日々研究を行っている。

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つながりを科学する新たな分野

インターネットに代表されるように、私たちの身の回りにある多くのものは互いに何らかのつながりを持っている。だが、今までの科学はものに注目することが多く、その間にあるつながりに注目することは少なかった。藤田研究室では、つながりの中でも群れの中における動物の個体同士のつながりに注目し、協調制御という制御を研究している。また、視覚は動物にとって重要な役割を果たしていることから、カメラで得られる光学情報を用いた制御の研究も行っている。

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細胞の真の動きを見きわめる

生物物理学という学問がある。これは、物理学的な観点や手法を用いて、生命体を構成する細胞などの構造や仕組みを研究する学問である。徳永研究室では、生物物理学の 1 分野である 1 分子イメージングの技術を開発するとともに、実際の生物学への応用を試みている。1 分子イメージングにより細胞内のタンパク質分子の動きを直接見ることができるようになり、多くの新しい事実が明らかにされている。本稿では、1分子イメージングの歴史的な背景と共に、徳永研究室の最新の研究を紹介する。