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『あそび』が子供を教育する

わたしたちは建築学と一言にいうが、実は建築学のカバーする分野は大変広い。このタイトルにしても、これを見て「なぜ建築学科とあそびが結びつくのか」と思った人もいるだろう。東工大の建築学科には建物の構造だけでなくそれをとりまく様々な空間を研究している研究室がある。その中の一つであるここ仙田研究室では建築史のほか、人間の行動と空間の関係といったテーマが研究されている。廊下や広場のように、人が歩きまわる空間の形や、子供の教育と空間の関連性など、そのテーマは実に多様である。今回はその中でもユニークな「子供のあそび環境の研究」を取りあげてみた。

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生体に学び、生体を越える

現在、肝炎や肝臓がんなどによって数多くの命が失われている。肝臓移植は医学的にも最も優れた治療方法であるが、免疫による拒絶反応などがあって全てが成功するわけではない。このような現状の打開案として、人工肝臓の開発が期待されている。だが、人工肝臓が実用化されるためには、生体との適合性と機能に十分に配慮しなくてはいけない。つまり、人体にはもちろん、人工肝臓側にも免疫反応による不都合な反応を引き起こさずに目的とする機能を果たすことが要求される。今回、お話をうかがった赤池先生は生体適合性にも優れた「ハイブリット型人工肝臓」の研究をなさっている。

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地震波による地球内部の視覚化

私たちの住んでいる、とても身近で、かけがえのない地球。しかし身近なゆえに知らないことも数多くあります。例えば、地球の構造がどのようになっているのか調べるにはどうしたらいいのでしょうか。一番簡単に思い浮かぶ方法としては実際に地表に穴を掘ることですが、この方法には限界があります。大体15キロぐらいが人間の掘れる深さの限界といわれています。ではそのほかにどんな方法で調べればいいのでしょうか。この問題に対し、谷本研究室では、地震波を利用したサイスミックトモグラフィーという手法を使うのです。

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地球を温暖化から救おう~CO2の回収と利用~

産業革命以降、大気中の二酸化炭素の濃度が高くなり続けていることはみなさんも知っているだろう。今この瞬間にも莫大な量のCO2が放出されている。CO2による気温の上昇は将来私たちの生活環境を大きく変えてしまうかもしれない。私たちの地球環境を守るためにも、CO2を取り除く技術が必要となるのである。今回、大気中に排出されるCO2を工場排気から取り除く方法、そしてCO2の資源化についての研究を進めておられる、小出・太田口研究室を訪ねてみた。

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植物の光合成に学ぶエネルギー利用

自然界において、主に植物によって行われている光合成。そのメカニズムは非常に複雑なものですが、ごく簡単に「太陽光のエネルギーにによって、水と二酸化炭素から炭水化物などの有機物を合成すること」と言うことができるでしょう。植物は太陽光のエネルギーを化学結合のエネルギーとして蓄えているのです。これは、植物による太陽エネルギー変換とも言えます。人類が太陽エネルギーを変換して利用するための一つの方法として、人工的な光合成のシステムを確立することが挙げられます。今回伺った坂田研究室では、この「人工光合成」を目指した研究をされています。

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世界を動かす管理技術―生産・品質管理

読者の皆さんの中には大学に入り一人暮らしを始め、冷蔵庫などの家電製品を買い揃えた人も多いだろう。だが、各メーカーから様々な種類が販売されているため、選ぶときに迷ってしまった人もいると思う。そのようなときどのような観点で選んだだろうか。値段が安い、使いやすい、色やデザインがよいという観点が考えられる。そこで企業にとっては、私たちの要求を満たす製品を作ることが非常に重要となってくる。今回は、このような研究を始め生産管理・品質管理を研究している圓川研究室を訪ね、研究室の学生とともにお話をうかがった。

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高速化の代償―大事故を阻止せよ

現代社会にとって、新幹線や航空機などの輸送機器はなくてはならないものになっている。私たち学生も規制や旅行などで利用することが多い。これらの輸送機器は今まで高速化の一途をたどってきた。多くの物資や人間を、より早くは個別用になり、私たちの生活は飛躍的に便利になった。そして将来的には、スペースプレーンやリニアモーターカーに代表されるように、沙汰に高速化していくことが考えられる。しかし、これらを実現するためには、様々な技術的問題がある。その中の1つが安全性の問題である。轟研究室では、この安全性の問題に取り組んでいる。