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DNAの端の機能を解明する

我々は皆、それぞれ違ったDNA(デオキシリボ核酸)を持っている。それはその生物の形態、意図などを決め、さらに寿命さえ決定する可能性を持っている。生物の設計図とも言えるDNA研究は、今後の科学の発展に大きな影響を与えるだろう。では今、DNA研究はどこまで進んでいるのだろうか。今回はDNAの安定性に重要な意味を持つテロメア(染色体末端構造物)を研究している石川研を訪ねてみた。

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金属は宝の山~鉄づくりから電子材料まで~

近年、廃棄物の不法投棄が問題となっている。郊外の川辺で、自動車があちこち放置されているということを聴いたことがないだろうか。この現象は、我々の意識の低さに加え、日本のリサイクル制度が立ち遅れているために起こっているものである。また技術的にみても、廃棄物から鉄を再生するより、鉄鉱石から製鉄したほうが、高品質な鉄が得られるのだ。そこでリサイクルを技術面から支えるべく、様々な技術が開発されている。今回は、金属の原子レベルの現象の解析から、鉄のリサイクルなどの技術的応用まで広い分野を研究なさっている永田和宏教授を訪ね、金属の意外な性質を 見直してみることにした。

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学生相談室

「なんとなく元気がでないな」と感じたことはだれでもあると思う。身体の調子が良くないのであれば、ゆっくりと休んで疲れを取ればよい。だが、悩み事があって心の調子が良くないときはどうすればいいのであろうか。友人や両親に相談するというのもよい。だが他にも、そんな時に私たちを手助けしてくれる所のひとつに学生相談室がある。しかし、その存在を知っている学生はそれほど多くないかもしれない。そこで、より多くの人に学生相談室を知ってもらうために、学生相談室長である高久教授にお話を伺った。

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効果的な講義をするために

ふだん何気なく受けている講義。ちょっと思い出してみよう。講義を受けている学生をいくつかのタイプに分類することができる。前に座って先生の話に耳を傾けている人。その後ろで目立たぬように居眠りしている人。一番後ろで講義などお構いなしにおしゃべりしている人。これは、日本の大学ではよく見られる光景かもしれない。教官と学生のコミュニケーションが十分とられていないのである。そのような状況を改善しようと研究しているのが私たちの大学にある、教育工学開発センターの研究室である。そこでセンター長である清水教授の研究室を訪問し、お話をうかがった。

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学習型ニューロデバイスの実現

人間は何か物事をやるごとに学習していく。コンピュータは、同じ事を繰り返すだけで、学習をしない。これが従来のコンピュータであった。そこで現在では、そのようなものから脱した自ら学ぶコンピュータが開発されている。学習するコンピュータというと、身近なものでは、ワープロの変換などが思いつく。これは一度行った変換を覚えていくというプログラムである。では、そのようなプログラムによって学習するのではなく、人間の脳細胞をまねた「自ら学習する素子」を作れないものだろうか。今回は、強誘電体という材料を使ってそのような素子の研究をされている石原・徳光研究室に伺った。