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「私の見た研究室」――後藤・安藤研究室

皆さんは研究室というものをどのように捉えているのだろうか。その中でもある人は一生研究の道を歩んで行くかもしれない。また、研究室での経験が長い人生の糧となる人もいることだろう。いずれにせよ研究室は自分の将来を左右する重要な場である。そんな研究室を、どれだけ知っているか試みたとき、私は愕然となった。ほとんど知らないのだ。そこで電気電子工学科電力電子コースの後藤尚久教授ならびに安藤真助教授、そして研究室の皆様にお話をうかがった。その中から、研究室の様子や、研究者としての心構えなどを紹介していきたいと思う。

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さらなる効率を求めて

すずかけ台駅から校舎の間を縫って歩き、トンネルを抜けるとそこに大きな研究施設がある。そのわきにはガスタンクらしき球形の物体が……「このガスタンクが爆発したら、長津田の山はどのくらい吹き飛ぶだろうか?」と想像をめぐらせながら吉川研究室を訪れた。「先生、あのガスタンクはなんですか。もし爆発したらこの辺全部吹き飛んでしまいますか」「いや、あれはMHD発電で使う真空タンクだよ」「………」この真空タンク一つをとってもわかるように、MHD発電施設は広大な長津田キャンパスの中でも一、二を争うほどの大規模な施設である。今回LANDFALLではこの施設を発電実験直前という非常に好運な状態で見学させていただいた。

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現代の交通ネットワークを研究する

今、私達の住む街や都市に目を向けると色々な交通機関に気がつく(1992年11月当時)。特に自動車などは日夜絶え間なく走り、電車では通勤通学の人々が大量に移動する。他にも飛行機や船などの交通機関があるが、いずれも今や私達の生活に必要不可欠なものとなっている。しかし、これらの交通機関を利用することが、必ずしも快適であるとは言い難い。高速道路の渋滞、通勤通学時のラッシュ、都会から空港への交通の不便などを少なからず誰でも経験したことがあると思う。では、単純に道路や駅を増設すれば問題は解決するのであろうか。現実にはそう簡単にはいかない。そこで、どのような仕組みで渋滞や混雑などの問題が生じるのか。またどうやってそれを解決してゆけばよいのか詳しく分析する必要がある。これらをきちんと理解した上で、道路、駅、空港を含めた都市空間を計画して、問題を解決していかなくてはならない。今回、都市空間工学、交通計画の研究をされている土木工学の屋井鉄雄教授にお話を伺った。

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不思議な材料―多孔質シリコン

多孔質シリコン(Porous Silicon)は、単結晶Siから作られ、Siに半径数nm程度の細長く伸びた細孔を多く含んだ物質である。非常に興味深いのは、多孔質シリコンの特徴である発光特性と結晶格子の格子面間隔の膨張は、作られるときのSiの電気抵抗率や環境条件によって異なっているということである。今回、多孔質シリコンについて研究されている入戸野教授をたずねた。

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