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味わいのある生活空間を目指して

私達の生活空間には、住居や職場などのように、必要不可欠な要素が存在する。しかし、このような要素だけで生活空間が構成されているとしたら、私達の生活はずいぶん味気ないものになっているだろう。実際には、これら以外にも様々な要素があって、私達の生活に味わいを持たせている。では、そのような要素はいったい何なのだろうか。それが分かれば、より良い生活空間を創造するための手がかりとなるに違いない。今回お訪ねした社会工学科の渡辺先生の研究室では、このような視点からの研究が続けられている。

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フェライト研究を探る 第1回フェライト研究の基礎ができるまで

皆さんは、百年記念館の地下1階に、フェライト研究についての展示があるのをご存知だろうか。本学で今日行われてきた研究の中には、人々の生活を大きく変えたものも少なくない。その中でも特に、カセット・ビデオテープなどに使われているフェライトは、東工大の3大発明の1つとまでいわれているもので、現在のエレクトロニクス産業において欠くことのできないものとなっている。そして、今もなお多種多様な用途が考えられ、実用化されている。そこでランドフォールでは、フェライト研究の今日までの歩みを、第1:フェライト研究の基礎ができるまで(10号)第2回:フェライトが脚光を浴びるまで(11号)第3回:現在のフェライト研究(12号)の3回にわたって紹介していく。今回は第1回のフェライト研究の基礎ができるまでというタイトルで筆を進めていく。

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超耐熱合金の特性を調べる

いわゆる「超合金」とは、超耐熱合金のことである。これにはいろいろな用途があるが、主要なものの一例として、ジェットエンジンのタービンの羽根がある。燃焼温度が高いほどエンジンは効率が上がるが、材料の耐熱性のために現在は1600℃どまりである。また、耐熱性に優れているセラミックスはもろいので安全面から現状では使えない。そこで、超高熱で使える合金が絶対に必要なのである。この超耐熱合金の特性を研究されているのが、金属工学科の菊池教授である。

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言語理解システムの完成を目指して

日常生活において我々が何の気なしに用いている言葉は自然言語といわれている。一方、コンピュータで使われているのは人工言語、プログラミング言語である。そのため、我々がコンピュータを扱うには、それが理解できる人工言語を学ばねばならない。つまり、使用言語の相違が両者を隔てる最大の障壁となっているのだ。もしコンピュータがこの障壁を打ち破り、自然言語を理解できるようになったら、コンピュータはずっと身近な存在になるだろう。今回は、そのような夢を抱きつつ研究に取り組まれている田中穂積教授を訪問し、お話しを伺った。

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ロシア語研究室を訪ねて

今回は、ロシア語研究室の浦・峰岸の両先生に、留学や東工大の事を伺いました。ロシア語研究室は西3号館10階の、学生のほとんどこないひっそりとしたところにあるため目立ちませんが、晴れた日には研究室から関東平野一円を眺める事が出来ました。その部屋で貴重な時間をいただき、お話を伺いました。

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快適な生活環境を求めて―建築系からのアプローチ

今回は長津田キャンパスの社会開発工学専攻・物理環境工学講座・梅干野(ほやの)助教授の研究室を訪れた。社会開発工学専攻は、安全で快適な環境を建設・保全することを目的として1973年に設置された。ここでは建築・土木・地球環境などのことを考慮に入れながら、総合的な視点に立っての研究が進められている。梅干野先生がめざしていることを要約すると、「我々が快適に生活できるような環境(建築物とオープンスペースを含んだもの)を模索し、その研究成果を地域社会に向けて提案すること。」である。先生は快適さを規定する熱的な物理要因に着目され、都市や建築空間と熱環境との関連性の把握を試みられている。そのためにいろいろな角度から熱環境を分析し、興味深いデータを数多く収集されており、その情報をもとに環境と建物の関係と「快適さ」との相関を研究されている。

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微生物を用いた環境問題の解消

――生物が持っているさまざまな機能を使って物を生産する――、東工大の生物工学科では主にこのような事を研究しているが、その中でエンジニアリングを対象としているのが生物化学工学である。先生は生物化学工学において物を生産するプロセスを研究し、更にそこから生じる環境問題、即ち生産する際に生じる廃棄物の処理に関する問題にも目を向けておられる。今回はこの研究についてお話を深く伺ってみた。

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卒論

卒論を書くときの心構えについて書こうという安易な発想は、いきなり修正されることになった。「卒論を書く心構えというのではなく、卒論(論文)というのはあくまでも研究の成果なのだから、質問を研究の進め方とかテーマの見つけ方(発想法)とでも代えてくれないと…。」4年になれば皆卒業研究に取り組み、その結果を卒業論文―卒論―にまとめあげることになる。誰もが各分野でいろいろな野心を持って納得のいく卒論を仕上げようと考えているであろう。しかし、今の自分の学力で何ができるのか、かなりの人が修士課程に進む今日に学部4年生で満足な研究ができるのかという懸念も少なからずあるのではなかろうか。学部4年生という少々早い時期に卒論をまとめあげることの意義も含め、「卒論について」ということで、電物の阿部正紀教授、応物の永井泰樹教授、語学(独語)の岡田公夫助教授にお話しを伺った。

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